本サイトではアフィリエイト広告を利用しています 色鉛筆と画材紹介

色鉛筆おすすめ|イラストやぬり絵に最適!最初に揃えるべき色鉛筆は?

こんにちは!まつりかです。

今日は「色鉛筆は種類が多くてわからない。何を選べばいいの?」という方に向けて、おすすめの色鉛筆をご紹介します。

色鉛筆と言っても、実に様々な種類がありますよね。
まず大きく分かれるのが「水彩色鉛筆」と「油彩色鉛筆」。

簡単に説明すると、「水彩色鉛筆」は、主に水で濡らして使用します。

色鉛筆で描いた作品を水でなぞると、まるで水彩絵の具のような質感を簡単に表現できます。

緑と青の鉛筆と水漂白ストライプ。水彩画塗料試験 - 水彩色鉛筆 ストックフォトと画像

また、色鉛筆を直接水筆でなぞることで芯が溶け出すので、そのまま絵の具のように使うこともできます。

外に画材を持ち出してスケッチをしたい、と考えている方にはお手軽に、少ない材料で楽しめるという優れもの!

ですが、「水を使うつもりはない」「家の中だけで楽しみたい」と思っている方には、はじめから「油彩色鉛筆」を購入することをおすすめします。

水彩色鉛筆には、
・水彩紙が必須(普通の画用紙では毛羽立ちや波打ちができるため)
・混色や重ね塗りに向いておらず、色が濁りやすい
といったデメリットがあるからです。

「油彩色鉛筆のようにもお使いいただけます」といった表記も見ますが、わたしはこれで失敗した苦い思い出があります・・・。

学生の時に商品としていただいた、某高級メーカーの水彩色鉛筆を水で濡らさずに使用したことがあるのですが、

ぼそぼそと荒々しい仕上がりになってしまい、「なんか思っていたかんじと違うな・・・」と、そのメーカーの色鉛筆自体を避けてしまう結果になってしまったのです(涙)

こちらの記事では、基本的に「おすすめの油彩色鉛筆」を紹介します。

わたしはひとつの作品の中で様々なタイプの油彩色鉛筆を使用していますが、そのどれもが欠かせない大切なもので、買って後悔した色鉛筆は無いです。

その経験を元に、「何もないゼロの状態から揃えるうえで、なるべく色鉛筆選びを失敗したくない」方へのお力になりたいです。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです!

新しいことを始めるのって、わくわくしますね!



こちらの写真は実際のわたしの作業台です。
色鉛筆はざっくり色分けしているだけで、様々なメーカーのものをミックスしています。

1.「色鉛筆で何を描きたいのか」から考えてみる

あなたが「色鉛筆が欲しい!」と思った理由はなぜでしょうか?

・大好きなものを、自分で描きたくなったから?
・新しい趣味をはじめたくて、色鉛筆画が候補にあがったから?
・ストレス解消や癒やしの為に、「大人の塗り絵」に挑戦したくなったから?

理由は様々あれど、「何かを見たり思ったりして、自分も色鉛筆で描いてみたい」と思ったからではないでしょうか?

なので、はじめは「表現したい完成図にイメージの近い色、質感の色鉛筆を選ぶ」ことをおすすめします。

色鉛筆の教科書、SNSで偶然目にした美しい色鉛筆アート、実際に展示会で出会った体験・・・

そこには、あなたが理想とする「色鉛筆アート」の姿があるのではないでしょうか?

ぜひそれらを思い出しながら、色鉛筆の種類と特性を知ったうえで選んで欲しいと思います。


2.「硬質色鉛筆」と「軟質色鉛筆」の違い

油性色鉛筆には「硬質色鉛筆」と「軟質色鉛筆」、そしてその中間に当たる「中硬質色鉛筆」と呼ばれる種類があります。

主に「硬質」と「軟質」に分類される事が多いので、まずはそれぞれの特徴、デメリットについても説明します。


硬質色鉛筆のメリット、デメリット

硬質色鉛筆軟質色鉛筆
メリット・しっかりとした硬い芯で、硬めの描き心地
・芯が折れにくい
・発色はやや薄めで、落ち着いた色合いを出すことができる
・芯が柔らかく、なめらかな描き心地や鮮やかな発色
・滑らかなグラデーションが表現しやすい
・少ない力で広範囲の塗りつぶしができる
デメリット・広い面を均一に塗るのが難しく、ムラが出やすい
・鮮やかな色を求める場合は、何度も重ねたり強い力で描く必要がある
・紙に跡が残りやすい
・芯が折れやすい
・紙にしっかり定着するため、描き直しや修正が難しい
・減りが早い
・柔らかいため、細かい線が描きにくい
向いているもの・図形や設計図
・動物の毛並み
細密な大人の塗り絵
・繊細なグラデーションやぼかしの表現
・リアルな質感や、奥行きのある表現

あくまで「向いている」という点なので、その人の使い方や筆圧により、「好きな色鉛筆」は本当に分かれます。

「向いている=表現する上で適している」色鉛筆を使うことは、作画する上でのストレスを減らしてくれます。

わたしは様々な硬度の色鉛筆をひとつの作品の中ですべて使うことが多いですが、「ここにはこの色鉛筆じゃないといけない理由がある」からです。

詳しくは、こちらの記事で解説しています。↓

ぜひ、ご自分の好みに合った色鉛筆を見つけてほしいです!


3.価格帯との向き合い方

色鉛筆のお値段は、商品により実に様々です。
「高いからよい」というものでもないように思います。
「期待して高いものを買ったのに、自分には合わなかった」という話も聞きます。

高いお値段には理由があり、値段の高い色鉛筆は、顔料の質も量も多いので発色が良く、経年劣化(色褪せ)しにくいという利点があります。

もしあなたが
「販売する為の絵を描きたい」
「お客様からのオーダーを受けて制作したい」と考えているのであれば

お客様の手元に渡った「後」まで考え安い色鉛筆を使用し、色がうすくなってしまう事は避けたほうがよいのではと思います。

わたしは価格帯も様々なものを使用していますが、過去に「お客様の誕生花」として描いた作品は「経年劣化しにくい」と言われる
色鉛筆を使用していました。


しかしその他の作品は、原画がすべて手元にあるため例え部分的に経年劣化したとしても、描き加えることが可能な状態にあります。

劣化しないという事よりも、「その時使用したい色や質感」の表現を楽しんでいます。

ですので、まずは趣味で楽しみたい、今は色鉛筆に慣れる練習をしたい方は
お値段にこだわりすぎず、ご自身がストレス無く使える色鉛筆を見つけて楽しんでもらえればと思います。


4.「セット売り」と「バラ売り」で買えるものがおすすめ

「グラデーションや混色を楽しめる」とはいえ、色鉛筆は絵の具と比べ、色を混ぜて新しい色を作ることが難しいです。

ですので何もない状態から新しく色鉛筆を購入する場合は、ある程度の本数のセット売りを購入することをおすすめします。

私が初めて揃えた色鉛筆は

  • ホルベインアーチスト色鉛筆36色
  • ホルベインアーチスト色鉛筆12色パステルトーンセット

なのですが、これ・・・同じメーカー品ですので、何色か被りました。(完全に確認不足です)

大好きな色味なので使用頻度が高く、決して無駄にはなっていないのですが・・・。
出来れば初めは違った色味のものを、ある程度揃えたいですよね。

おすすめなのは、24〜48色セットのものをはじめに購入する
そしてバラ売りのものも、ネット注文や近くの画材屋さんで購入できるものを購入することです。

理由は色鉛筆は全ての色が平均的に短くなるわけでは無く、一部の色が無くなることが多いからです。

どうしても集中的に無くなる色ができた場合、セット売りでしか購入できない色鉛筆は不便に感じてしまいます。

わたしが購入する順番はいつも、

  • 気になった色鉛筆のセット売りを購入する
  • 気に入れば、その色鉛筆の単色を買い足していく

という方法です。

その際バラ売りに送料がかかってしまうと継続して使うハードルが上がってしまうので、


・近くの画材屋さんで購入できる
・送料無料のサイトで購入できる
ことは大きなポイントです。

そして気軽にバラ売りを購入できる環境は、色んなメーカーの色鉛筆を1本からお試しできる事にも繋がります。

いきなりセット買いをするのは不安・・・という方は、まずは1本、好きな色で比べ描きしてみてください。


5.おすすめの色鉛筆5選

わたしが実際に使っている、個人的におすすめの色鉛筆をご紹介します!

1.ホルベインアーチスト色鉛筆

軟質色鉛筆の中でも非常に柔らかく、繊細なグラデーションが可能。
全150色。
絶妙なパステルカラーのラインナップも豊富。
描きやすく、疲れにくい太芯です。



2.カリスマカラー/プリズマカラー色鉛筆

軟質色鉛筆。
鮮やかでポップな色合い。
「まるで絵の具のような滑らかさと溶け合うようなグラデーション」を可能にします。

「プリズマカラー」は、「カリスマカラーと色芯、色番号は同じで値段が安い」です。

お値段が安いぶん、中には芯が中心からずれていたり、木芯にひびが入っている場合があるので、安心して使用したい方にはおすすめできません。

わたしは過去に72色セットを2回、購入しましたが問題なく使えています。

基本的にはプリズマカラーをセット購入し、カリスマカラーを単品購入しています。

同じ色ばかり凄い勢いで減ってゆくので、カリスマカラーの単色購入頻度は高いです。

※カリスマカラーは、2024年12月末日をもって生産終了となりました(涙)
後継品として「デザートカラー」が新発売されます。

カリスマカラーは、ヨドバシカメラさまならバラ売り送料無料です!

カリスマカラー色鉛筆 単色 ホワイト 丸軸 PC938

ベステック

カリスマカラー色鉛筆 単色 ホワイト 丸軸 PC938


3.ファーバーカステル色鉛筆(ゴールドファーバー)

中硬度の色鉛筆。
滑らかで鮮やかな発色ながら、芯には程よい硬さがあります。


硬質と軟質、どちらの良さも兼ね備えられた、世界中のプロのアーティストからも愛される色鉛筆。

ファーバーカステル油彩色鉛筆は
・赤
・青(ゴールドファーバー)
・緑(ポリクロモス)

と3種類に分けられます。


ポリクロモス色鉛筆は言わずもがななのですが、初めてでいきなり高価格帯のものを購入するのは不安、という方には中価格帯のゴールドファーバーをおすすめします。

ゴールドファーバーとポリクロモスは色番号が同じなので移行がしやすく、ゴールドファーバーを気に入ったから次はポリクロモスを購入しよう!といった購入方法ができます。

ずっと買い足し続けている、特に大好きな色鉛筆。


4.トンボ色鉛筆

硬質色鉛筆です。
こちらも画材店、文房具売場でセット売り、バラ売り共に購入しやすい。

ホルベインやカリスマカラーに比べるととてもしっかりとした芯で潰れにくく、大人の塗り絵にも最適です。


5.Brutfuner色鉛筆

とにかくたくさんの色を揃えたい!という方に。

正直、お試しでくらいの気持ちでお迎えしましたが、想像以上の発色の良さとほどよい硬さの芯で、扱いやすい!

180色ともなれば、「この色とこの色はどう違うの?」というくらいの豊富さ!

「メタリックカラー」も5本ほど入っており、キラキラとしていて楽しくなります!

先述のとおり、あまり価格の安い色鉛筆は「経年劣化」に弱い恐れがあります。
「趣味で塗り絵や、カラフルな制作を楽しみたい」方には嬉しいお値段!

こちらは修行のため、トンボ色鉛筆とBrutfuner色鉛筆のみで描きました。
芯は固めですが、しっかりとした色が出ます。


いかがだったでしょうか?
色鉛筆には、本当にたくさんの種類があります。

初めはご自分に合ったものを見つけるまでに時間がかかるかもしれませんが、「これだ!」を見つけた時の感激は、とても大きいものです。

理想の「相棒」を見つけて、ぜひたのしいお絵描き生活を!

-色鉛筆と画材紹介